『I Do』って曲の歌詞カードと泥酔時に1時間くらいにらめっこした話
冬の足音が近づいてきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。どうも、るしゃです。
少し前からメインのキャラクターとして9人が活躍するコンテンツにオタク的なリソースをほぼほぼ注いでいます。
そのコンテンツとは、そう!アーケード版アイドルマスター!!
!?
おいおい10人いるじゃないかという人はエアプです。この時期の亜美と真美は2人で「双海亜美」というアイドル活動をしていました。実際選択できるアイドルの人数は9人で――。
…などと時代錯誤な世迷言をのたまう人は地雷の可能性が高いのでTwitterアカウントを直ちにブロックして縁を切りましょう。ヨシ!(※真面目にアケマスやってる人もいるので偏見は止めましょう。)
というわけで95%の人がブラウザバックが完了したところであずささんの新曲の『I Do』についてお話ししていきます。
歌詞について
オータムフェストとかいうイベントに行って昼間から散々sakeを飲みまくって22時過ぎとかに帰ってきて、視聴とか聞かずにとりあえずCD買ったからって歌詞カードを見てみたんですけど、10秒ちょっとで脳の回路が尋常じゃない勢いで活性化し始めたんですよね。何回も咀嚼して出した結論としては「『隣に…』の別視点の曲かな」といったものです。
一通り歌詞を眺めるととりあえずラブソングらしいことはすぐに分かります。どことなく悲しい雰囲気からCメロあたりで明るい光が差し込むような構成のようです。
登場人物は「君」と「私」の2人です。
「君」
まず「君」に関する描写を見ていきたいと思います。Bメロで「君」について書かれており、一番では「横顔に にじむ影 真っ直ぐな 君だから 抱えすぎてませんか? ”らしいけど”」、二番では「微笑んだ 君の目に 映る きらめきを いつまでも 見つめたい」となっています。一番は正直どうとでも取れるので些細な表情の変化に気づくくらいよく見ているという程度で保留、二番も「私」が「君」のことが大好きなことくらいしか分かりませんね。
一番大事なのは「Baby, don't cry cry cry」ですね。「君」は何かがあって泣いているようです。カフェに「君」がやってきてから「どこからか 雨の匂い」という描写があるので、雨が「君」の悲しみや涙を暗示しているのは間違いなさそうです。
「君」はなぜ泣いているのでしょうか?
「私」
続いて「私」に関する描写を見ていきます。「君」のことを強く想っているのは言うまでもないかと思います。
「もう 大丈夫 そばにいさせてね」「ねえ 見つけるよ 生まれ変わっても」「私はいつでも見守ってるよ」
の文字列を見た瞬間に私は思ったわけです、(『隣に…』?)と。これを読んでるほとんどの人は「は?」と感じたと思うので、具体的に詰めていきます。
「もう 大丈夫 そばにいさせてね」
という部分は「側にいると約束をしたあなたは嘘つきだね」という歌詞を想起するかもしれない程度で決定打ではありません。
「ねえ 見つけるよ 生まれ変わっても」
の部分は割と直球です。『隣に…』の歌詞中に「「生まれ変わっても君を見つける」」とほぼそのままで入っています。「」が二重なのは曲中でも「」付きのセリフであるからです。『隣に…』における「私」にかけられた言葉です。『I Do』が別視点の曲だとすればぴったり合致することにはなります。
でもこれくらいの歌詞は普通のラブソングに出てくる範疇の曲ではないか?という方もいるかと思います。実際、愛を囁く言葉として「そばにいさせてね」「生まれ変わっても見つける」などといった歯の浮くようなセリフはいかにもラブソングにありがちといった印象を受けます。
ただ、その後の
「私はいつでも見守ってるよ」
には違和感を覚えます。これもラブソングならあり得る歌詞では?と思うかもしれません。でもベッタベタにイチャイチャしてそうな歌であれば、例えば「私がいつでも君を守るよ」くらい言っても良くないと思いませんか?「生まれ変わっても~」なんて重たい事を言う割に、ここで微妙に距離感があるのは腑に落ちません。
端的に一番のサビまで見た第一印象としては、(これ「私」死ぬか、そもそも死んでる奴じゃん…)でした。
そういう目線で見てみると、二番サビの「もう 大丈夫 一人にはさせない」とかも意味深に感じます。もう自分が隣に立てないからこそ「私はいつでも見守ってるよ」としか言えないのだと深読みしてしまいます。
また、楽曲で一番大事なラスサビの最後の最後は「I do 約束するから さあ笑ってよ」となっています。「約束」という単語は『隣に…』の「側にいると約束をしたあなたは嘘つきだね」という歌詞を彷彿とさせます。
もちろん状況証拠しかないのでたまたま一致しただけとかこじつけでしかないとか言われればそれまでですが、考察などというものはそんなものです。
なぜ「君」は泣いているのか
あらためてこの問いを考えてみましょう。なぜ「君」は泣いているのでしょうか?
私の中の答えは明白です。「「私」が近いうちに「君」の側からいなくなってしまうから」あるいは「既に「私」はいなくなってしまったから」だと考えています。
「君」の視点から裏付ける要素が一か所だけあります。2番Aメロの「優しいキスみたいな 雨の音」という部分です。一見何の変哲もない歌詞のようですが、ここには明確におかしい点が一つあります。「君」の歌詞について考えた時に雨が「君」の悲しみや涙を暗示していることを指摘しました。そうでなくても「雨」という単語は基本的にマイナスイメージの比喩として使われます。「優しいキスみたいな」というプラスに捉えられる形容詞はミスマッチに感じます。
ではなぜ「優しいキスみたいな」のようにプラスのフレーズが「雨」に対して使われているかというと、その原因が「私」にあるためと想像できます。何の背景もない悲しみであれば曲中で一貫してマイナスに扱うべきですが、自分のために流している涙だと考えればむしろ温かみを感じるのは自然です。
あくまで曲中では「ほら その涙もきっと晴れるから」「ほら 止まない雨なんてないでしょう?」とあるように、「私」は雨がいずれ止むことを願っているように思います。(この部分はサビ中一番とラスサビ、二番で同一の位置にあるので「雨」と「涙」が同等に扱われている裏付けでもあります。)しかし、矛盾のように感じる「優しいキスみたいな 雨の音」というのは上記のように捉えればある程度筋は通るかと思います。
雑談
上まででちゃんと考えた内容の主張は終わりです。後は細々とした部分の指摘とか『隣に…』についてとか話していきます。
些末な部分
『I Do』でちょっとアンテナに引っかかった部分をぽつぽつと挙げていきます。
「坂道の 先のカフェ」
一番Aメロ初手ですが、この時点で少し『隣に…』を想起するわけですね。は?「坂道」にまで反応しだすといよいよ病的ですが、『隣に…』の「この坂道をのぼる度に あなたがすぐそばにいるように感じてしまう」の部分を思い出すんですよ。実際、前日譚的に捉えるのならばそういう意図であることになるとは思うんですよね。この曲はあまりにも『隣に…』の要素が散りばめられているように感じます。私が考えすぎという話もありますが。
あと「カフェ」はあずささん自身の要素ですね。アイマス2以降で趣味あるいは好きなものとして「カフェ巡り」がプロフィールに載っています。『隣に…』にカフェにまつわる歌詞があったわけでは無いですがリリースされたのがアイマス2以前なので当然と言えば当然です。
「ねえ 何度でも 君を抱きしめる」
『隣に…』連想シリーズですが、「抱きしめられたぬくもりを今も覚えている」の部分を思い出しますね。ここはそれ以上でもそれ以下でもないですね。
あと歌詞で行くと『I do』では「雨」→「晴れ」となっているんですが、これは一応『隣に…』とは矛盾しないと思います。『隣に…』はかなり悲壮な思いが伝わりますが、曲のイメージで雨とかは全く感じないんですよね。どちらかというと晴れていて乾いた空気のイメージです。悲しみと同じくらい荘厳というか壮大な雰囲気が強いからですかね。
『隣に…』について
あらためて『隣に…』って他の人にとってどういう曲なのか分からないんですよね。気軽に話すような内容の曲でもないですし、担当か好きでもなければ一回聞いたらそれでおしまいな気がします。
あずささんといえば、代表曲は『隣に…』と挙げる人が多いのではないでしょうか。でも別に『隣に…』からあずささんのキャラクター性が分かるかというと、正直分からないかなぁと思います。聞けば聞くほどよく分からないんですよね。一番好きなんですけど。
個人的にはキャラクターのことを一番良く反映した曲は『晴れ色』だと思います。あとは『LOOK THE SKY』とかカバー曲だけど『近道したい』とか。むしろ『隣に…』があるからそういうイメージがついたまであるのではないでしょうか。
あずささんのソロ曲のイメージは個人的に大体4パターンくらいかなと思っています。
1つ目は『9:02pm』や『隣に…』、一応『Mythmaker』とか初期の頃のイメージが強い楽曲。『I do』は久しぶりにこの辺の曲のイメージ。『月のほとりで』もここかなぁ。
次はアイマス2以降の方針っぽい可愛いらしい楽曲。『ラ♥ブ♥リ♥』『コイ・ココロ』など。先日のライブで披露された『zone of fortune』もここですかね。
3つ目はミリオンライブ!以降の激しい楽曲。『嘆きのFRACTION』『VELVET QUIET』など。正直一番ピンと来てない。
4つ目があずささんらしい曲。さっきと被るけど『晴れ色』『LOOK THE SKY』など。
ソロ曲全部挙げたよね…?ファミコン8BITとか言われても音源持ってません。
何の話でしたっけ。構成練らずに書き始めるとこういうことになるんですけど、しっかりした話は終わったので知りません。
あずささんのイメージについてでした。やっぱりあずささんと言えば『隣に…』とはいえるんですが、『隣に…』からあずささんの要素を見出すのはなかなか難しい気がします。
今は亡き人に操を立て続けるというのは如何にもあずささんらしいといえばあずささんらしいですが。大切に想う人への深い愛情と大切な人を失った悲しみが伺える曲ですね。
本当に個人的な話ですが、あずささんを好きになったきっかけは『隣に…』でした。むしろキャラクターの通り一遍の印象的には苦手とまで感じていました。昔はああいうほわほわしたキャラクターが苦手だったんですよね。パッと思いつくのが宮尾美也、近江彼方、椎名まゆり、神北小毬とか。(結構乱暴に括ってしまっていますが厳密性は考慮してないので許してください)。実はめちゃくちゃ芯が強いところまでセットで。今リトバスとかやったらめちゃくちゃ小毬好きになるんだろうなぁ…。
多分あんまり行動原理が理解できなかったからというのが原因だったのかなぁという振り返り。負の感情に共感することが多かったので、常に笑顔を絶やさないというかそういう気持ちを簡単に表に出さないからこそ若干共感しにくい所があった気がします。キャラクターのことを知ってドツボにハマって今に至るわけですけど。あずささんは意外とやきもち焼きで可愛らしいんですよ。
コンテンツに入りたての時にどうやら担当アイドルみたいのを決めるらしいぞ、となった時があったわけです。最初にこの娘かわいいなと思ったのは実は響だったんですけど、決めるからにはしっかり決めたかったんですよ。
一番感情を揺さぶられた曲が『隣に…』でした。ここからずっと好きでい続けるとなった時に、この曲であれば間違いないだろうと思ったのが決め手だったように思います。実際8年くらい経っても未だに一番大事な曲です。『マイペース☆マイウェイ』だけは同率一位なのは許してほしい…、一応コンテンツ違うから良いでしょ(適当)。
近況
マジで自分語りなので飛ばしていただいて結構です。
最近は(1年くらい前から)Liella!とかいうわけのわからない集団にリソースを割いています。平安名すみれとペイトン尚未もといLiella!とかいう連中に惚れ込んだのでそちらをメインに生活しています。
今までは13人の765プロを一番に動いていたのですが、念願叶ってSUNRICH COLORFULでようやく現地に行けたのと割かし満足できたので色々気持ちに一区切りをつけようと思った次第です。
浪人やってる時のセンター試験直前に初星宴舞がやっていて、LVにすら行けなかったことを今でも少し後悔しています。本当に仕方がなかったといえばそうなんですけど。その後の機会として二年前にぴあアリーナMMでのライブが予定されていたんですけどそれも中止になってしまいました。
ミリとかデレとかなんならラブライブ!とか他のコンテンツのライブに何度も現地で行く中で本当に楽しい思い出を頂きました。それと同じくらい自分の番はいつ来るのだろうという気持ちにもなりました。クソ面倒くさい奴なので一番好きな人たちを一番に想い続けたいって心の底では考えていたんですけど、単純に待っている間に色々擦り切れてしまったものが大きいですね。(一応初星以降にあったMR2ndとか、リスアニ2020とかキング(たかはし智秋さん)が来るアイマスのイベントは多分全部現地行ったには行ったけど。)
嫌いになったわけでも情報を遮断するわけでも他界したわけでもないけれど、自分がこれから第一に熱量を注ぐ対象はLiella!にしようと決心しました。自分の心の持ちようだけの話なんですけど、すごい喪失感が伴っていてSUNRICH COLORFULの後の1,2か月くらいは抜け殻のようになってましたね。
『ラムネ色青春』『zone of fortune』『Pon De Beach』『光』『目が逢う瞬間』などなどSUNRICH COLORFULで拾った曲は勿論ですが、バンフェス2ndで『my song』が現地で拾えたりして大分満足しちゃいました。あとかなり前だけどMR2ndで『晴れ色』も聞けてるし。
ミリオンライブ!でもバンフェスでリコッタオリメンの『HOME, SWEET FRIENDSHIP』拾ったりとか、7th Reburnでのり子と美也の『マイペース☆マイウェイ』拾ったりとか。もう『たしかな足跡』くらいしかパッと思いつく聞きたい曲がないです。マジで上で挙げた曲を全部現地で拾えたのは運が良かったなと思います。
閑話休題。
最近ですね、Twitterを見てたらあずささんとのり子が同じフェスで出てきたとか知りましてですね。ふざけんなボケぶっ飛ばすぞ!と思ったんですけど、マジで何事?割と担当多い方だと被ってたりすることはあるけど、ピンポイントであずささんとのり子の2人だけ担当の人とか自分以外見たことなかったので本気でビックリしましたね。
気持ちの整理をつけた後に「はい、お前の大好きな2人だよーんwwwww」って感じで出てきてマジで頭を抱えてました。当日にあるだけの石で引いて出なかったのでぶち切れて諭吉一枚分課金したらそのまま2人とも出てきてくれて助かりました。アイマスに使う財布のひもはきつくしたつもりだったんですけど、ガバガバでした。マジで許せん。久しぶりにMVとかじっくり見たわ。2人とも可愛かった。
えー、元気です。
来年は合同ライブにアニメ2本に忙しそうですね。U149のライブがあったら行きたいなぁ…。今度こそひまわりマークを見つけにですね…。(下記事参照。)
あとついでに過去に書いたけど非公開だった記事を適当に公開しておくので暇つぶしによろしければ。アケマスの記事とか4年前のクソ真面目だったころの文章で、こうも変わるか?って感じですね。冒頭でアケマスのクソみたいなボケをかましたのはこのための伏線()です。
おわりに
ことここに至って曲の感想を一片たりとも書いていないことに気づきました。
普通に好きです。ジャズっぽいんですかね?ジャンルがいまいちピンとこないんですけど、詩も曲もわりと好みです。自分の中では結論として『隣に…』の逆視点ということに落ち着いているんですけど、変な深読みしなくても普通に良い曲だと思います。
本文を書いているときはあまり曲を聞かずに書いていたんですけど、時計の音がかなり意図的に入れられていて、時間が有限であることを暗に示している気がしますね。 「微笑んだ 君の目に 映る きらめきを いつまでも 見つめたい」の部分も、(不可能だから)「いつまでも 見つめたい」という含みも感じるなぁと聞いてて思いました。
後味があまり物悲しく感じないのは先立つ側の目線で見ているからでしょうか。先立たれる側からしたら、ずっと信じて待ち続けなきゃいけないのでたまったもんじゃないように思いますが。少なくとも私には「私」みたいなことを言うことは出来ないですね。
タイトル回収(?)になりますが、居酒屋でぼちぼち飲んで酔ってた時にあずささんの話を切り出したら「元カノの話じゃん」とか言われるの当たり強くないですか!?こっちだって色んな思いがありつつ別のとこに移ったわけですよ。まぁ、「耄碌した時に真っ先にうわ言で名前が出るのは多分あずささん」とか(そんなん言われてもどうリアクション取るんだよ…。)みたいなこと言ったこっちも悪いけどね?
その後帰宅して(飲み足りないな~)と思って一缶開けつつ歌詞カード見てみたら昔の記憶を掘り起こされて!?!?!!??!?!?!?!!?!!?!?!?!?となったわけですよ。スイッチ入っちゃってあずささんの曲聞きまくって久しぶりにわんわん泣いちゃいました。ライブ終わった後でもあんなに泣かない。
最後の方はアルコールが入って大分アレな文章になっていますが知りません。今になってもっと色んな人としゃべっておけば良かったなぁ~~~っとか思うんですけど、もしまたお会いする日があれば、その時は。最後までお読みいただきありがとうございました。