斜構オタクは推しアイドルの夢を見るか

酒カスによるブログ。TwitterID:@Le_Cha_449, @telier_449

BNS(11~13話)の感想と…

 どうもるしゃです。

 こないだどっかの誰かにBNSの単行本が出てない所を読ませてもらったので、その時のお礼を兼ねて感想をブログに書き起こそうと思った次第です。(感想戦が好きなので人からドラマCDとか漫画借りたらなるべく感想を返すことにしている。)

 漫画自体かなりじっくり読むタイプなんですが、一回しか読んでない上に結構早めに読んだので、セリフの内容とかシーンの前後関係とかはっきり覚えてるか相当怪しいです(その場でメモ取っておけば良かった)。なのでふわっと書くので中身はあんまり期待しないでください()。

 むしろ…が本編です。(筆をとったモチベ的にも。)

 

 当然ながらネタバレありますのでご注意下さい。

 

 

1.BNS11~13話の感想

 結論から言うとめちゃくちゃ面白かったです。

 あと某アイドルがガン刺さりしました。

 一巻の『祈りの羽根』についての風花さんの話とか、二巻の育ちゃんの内面性の描き方がめちゃくちゃ好きなんですが、BNSはキャラのことをそれなりに考えた上で読むとめちゃくちゃ刺さりますね…。

 早く読み返したいし色んな人に読んでほしいのですぐに単行本出てほしいですね。

 

 中身について。

 

 二巻の最後に収録されている10話から13話までで美也、まつり、朋花、エレナがメインで登場し、アイドルに重要な決断が委ねられるお話でした。

 元々美也・まつり・朋花の三人でユニットを組む予定だった所、美也・エレナの二人が清涼飲料水のイメージキャラクターとして知名度や人気が上がったため二人を先にユニットとして売り出す話が持ち上がり、どちらのユニットを先にデビューさせるかアイドル達が判断する…というアイドル達が割と重い選択を迫られることになってオチどうなるんだコレ…と思ってたら着地の仕方がすごすぎて!?!?!?!?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!でした…。

 お互い相手のことを思って行動しているのに上手くいかないという状況にすごい胸が締め付けられる思いでした(でも解決のカタルシス込みでああいうのが好き)。

 

 4人で街に遊びに行くのめちゃめちゃ良かったですね(語彙力)。

 結果的にエレナはまつりと朋花に、まつりと朋花はエレナに先にユニット結成をするよう誘導しあうような形になり、その中でどちらかを選ばなければならない美也。

 

 あの状況でエレナの取った行動がとても胸に来ました。 

 自分の気持ちを押し殺して明るく振舞い、美也がまつりと朋花とユニットを組むように促すという選択を取ったのが…。まつりに「美也とユニットを組みたくないのか」を問われて思わず涙をこぼしてしまうのが…。

 ああいうのに本当に弱いんです、泣きました。普段明るく元気なエレナだから尚更でしたね…。

 あれが正しい選択だったとは思いませんが、相手のことを思って自分を犠牲にする方向に行動してしまうというのがすごい刺さりました。

 

 美也について。

 以前に少し調べていた限りでは、ああいった難しい選択を迫られたことは今までなかったように思います。

 どっちを選んでもみんな複雑な思いを抱えることになるだろう二択を迫られた時、みんなが笑顔でいられる第三の選択肢を選べるのが美也なんだ、と衝撃を受けるとともに、美也すげぇなぁ…って感じ入りました。多分一番好きなシーンはあそこです。

 本人は選べなかったって言ってた気がするし「わがまま」を言ってしまったとか言ってたけど、あんなことができる人は少ないし本当にすごいことだと思います。本人からすれば「わがまま」なのかもしれないけど、みんなが幸せになる「わがまま」ならもっともっとしていいんだよ…となりました。

 

f:id:telier173:20191004192818j:plain

 10話の最後でまつりが「…美也ちゃんはなにがあってもついニコニコしちゃうのです」と言及しています(いやまつりほんとにすごい)。美也という子は表には出さないけどとても繊細な所があると感じるので、尚更どちらかを選ばなくちゃならないって考えた時はすごい辛かったと思います。

 確かエレナとの仕事中にミスをしてしまったけどスタッフさん達が笑顔で流してくれた、みたいな流れだったと思うんですが記憶に自信がない()。

 それに対してエレナに「私だからしょうがないと思われているのでしょうか」という旨の質問をして、そこからの流れがもう…。普段表には出さない感情や表情を見せることのできる仲間がいるというのがとても良いし救われるな…と思います。

 

 朋花とかまつりに関してあんまり言及できなかったけど許して下さい()。あの二人に関しては表情からにじみ出ているものがとても刺さったんですが…下手なこと書けないので今回はやめておきます。

 

 すごいまとまりのない感じになっちゃったけど手元に資料がないとこれぐらいしか書けないね()。

 とりあえずあの四人での楽曲がどんな形でもいいから特典CDとかについて欲しいなぁと思います。

 

2.宮尾美也が刺さった話

 あくまで私がBNS読んでガン刺さりしてこういう経緯で好きです、という話なので客観的に美也ってこういうアイドルだよね、って話は多くて半分くらいな気がします。あと担当の話を若干します。気が向いたらどうぞ。

 

 ミリオンライブ!の存在を認識して曲を少し漁るようになったくらいの、本当に最初の頃から好きな曲がいくつかあります。

 『たしかな足跡』、『夕風のメロディー』、『ホントウノワタシ』などなど…。その中の一曲に『初恋バタフライ』があります。

 

 うわめちゃくちゃ好きだなこの曲ってなったのですが、遅からず美也のキャラを知って「え、この子が歌ってるの?意外だけどそこが良いね。」と当時思いました。

 だけどがっつりミリオンに向き合うようになって、改めて宮尾美也というアイドルをしっかり調べたら、あの曲は意外というわけではなくてむしろ美也が持っているものをしっかり出している曲なんだと後に気づきました。

 結構ドキッとすることを不意に言ってきたりするので、美也があの曲をモノにしているんだと感じてからは尚更思い入れができて好きになりました。

 

 やっぱりシンプルにこのカードとセリフがヤバいですね。

f:id:telier173:20191004191221j:plain

 「今よりウェディングドレスが似合う頃、私は、どんな大人になっているんでしょう…。その時もプロデューサーさんは、隣で笑ってくれますか?」

 「あなた、旦那様、ダーリン…むーん、色々な呼び方があって、迷いますな~。どれがいいですか~?」

 「プロデューサーさんに見られていると、なんだか、胸がドキドキしますね~。
衣装のせいでしょうか~?」

 「大人になってもずっと、私のこと、そばで見ていてくださいね~♪
…ゆーびきーりげーんまん、約束です~♪」

 

 …いやこれこんなこと言われたらヤバいでしょ。

 あとバレンタインキャラバンのアイドルフィーチャリングは総じてヤバいんですがやっぱりヤバいです。

 

f:id:telier173:20191004191711p:plain

f:id:telier173:20191004191725p:plain
 

 かわいい。

 

 とかいいつつも、『初恋バタフライ』が本質に近い部分か?と言われると流石に無理があるし、『ハッピ~ エフェクト!』、『ふわりずむ』の二曲が自分の中にしっかり入ってこないと何か一足飛びしているような気分で、美也のそこだけ刺さるのは邪道というか何か違うよなぁと思いながら最近まで来ました。

 

 そこだけ、というと語弊はあるのですが…。というのも、美也というと印象的に大きい部分は「ゆるふわ」「おっとり」「自然と周りの人を笑顔にさせる」とかだと思うんです。『ハッピ~ エフェクト!』の歌詞なんかがまさにそんな感じで。

 でも割と表に出てきやすい印象の他に、見えづらいけどめちゃくちゃ努力家であるところが好きです。グリの初期とかだと努力の方向を間違えて空回りも多かったようですが、だからこその「文化祭ロックフィーバー!」 、「涙輝く表彰台」だと思います。

f:id:telier173:20191004194846j:plain

「私、何故か失敗ばかりで…。みんな、プロデューサーさん。私を支えてくれて、ありがとう…。えへ、ダメですよね~。アイドルは笑顔じゃなきゃ…。」

 

 1.でまつりの「…美也ちゃんはなにがあってもついニコニコしちゃうのです」という発言に触れたのですが、失敗が続いて本人も気にしてはいるはずなのですが、それでも笑顔を絶やさないというのが美也の強いところだと思います。

 でも同時に色々と抱え込んだりしてしまうという側面もあるので、そばで支えてくれる人の存在が大事だと思うし、さっきも書いたんですが、信頼ができて悩みを打ち明けられる仲間が隣にいるってすごい救われるし大きいなぁと感じます。

 

 そして野心家だったり、実はかなりメラメラ闘志を燃やしていたりするのもすごい好きなポイントです。

 

 今からBNSでめちゃくちゃ刺さった!って話をするつもりなんですが思い返してみればあの話読む前から結構すきだったろコレ()、ってなってるけど気にしないです。

 やっぱり先ほど挙げた美也の印象として表に出てくる大部分をスルーしてあまり出てこない側面を好きと言っているに過ぎないようには感じます。総合的に見て出てくる情報の6,7割くらいは『ハッピ~ エフェクト!』からイメージされるようなものだと思うので…。

 

 ここで私の担当アイドルの話になるんですが(なるべく短く切り上げます)、あずささんにしてものり子にしても普段作品を見てて、最初に感じるパーソナリティー的には積極的に好きになるタイプではないと思ってます。

 じゃあなんで担当やってんだって話なんですが、やっぱりあまり表に出てこない所を好きになったんですよね。

 あずささんはあれでいて芯がしっかりしていて、自分に厳しく向上心があります。のり子は快活なところがある反面自分の趣味が女の子らしくないと気にしていたり可愛さに自信がなかったりといった面があります。

 自分が担当のソロ曲で特に軸にしている曲があずささんだと『隣に…』と『晴れ色』、のり子は『マイペース☆マイウェイ』です。

 『隣に…』は別枠なので置いときますが、『晴れ色』と『マイペース☆マイウェイ』で恐らく自分が共通項として好きなのが

・マイナスの部分をしっかり書いてからプラスの部分を描写している

・マイナスの部分を受けつつ自分らしさを保とうとしている。

 の2点です。該当する歌詞を挙げると

 『晴れ色』だと「一人きり…夜になると考えすぎてしまう それだって大切な時間だけど」、「誰かのマネも 話題の店も がんばってみたけれど違うみたい!」

 『マイペース☆マイウェイ』だと「わたしらしさなんて、実はね…わたしだってわかんない! 誰だってそうじゃない?だからさがすんじゃない? マイペース☆マイウェイをね!」

 あたりです。好きな部分は他にもあるんですがあくまで共通点と感じる部分だけ。刺さり方が担当に近かったので話をしておきました…。

 

 長くなりました。改めて本題に入ってBNSを読んで「宮尾美也」と『ふわりずむ』が刺さった話です。(本題に入る前にかなりかかってしまった…。)

 

 これまで触れてきたように、美也という子はすごいおっとり、マイペースでかわいいというのが大きいと思います。その中で表にはあまり出さないけど1.で触れたように自分と他者とのズレに自覚的でとても繊細な面を持っています。

 何も気にしていないわけではない、それでも自分のことを曲げずに前へ前へ進んでいく、そういう強さに気づかされて、それはもう刺さってしまいました。

 

 『ふわりずむ』の歌詞で特に刺さったのが

「突然の風に 揺れる気持ち でも 前だけ見つめて 進むと決めたから」、「そんな時は心の傘を広げよう 思いっきり!!」、「ずっと大切だから 先へ行こう ふわりずむ 私らしく♪」のところです。

 

 「前だけ見つめて 進むと決めたから」のところは「こだわり談話」のカードを思い出すフレーズです。

f:id:telier173:20191004212111j:plain

「私は、この駒が好きなんです~。「香りの車」と 書いて、「香車」ですよ~。まっすぐまっすぐ、 前にだけ進む駒なんです。私みたいですね~。」

 

 このセリフも自覚的に「私みたい」と言っていると思っていて、ある意味「まっすぐしか進めない」ということではあるんですが、そこにあるのが諦めなんかではなくて強い意志を持って「前に進む」と言っているのが感じられるのが好きです。

 

 そして何より、色々思い悩むこともあり「私らしさ」を単純に全肯定しているわけではないからこそ、それでも前に「自分のペース」で進んでいく「ふわりずむ」という表の部分が強烈に突き刺さってきました。

 …表によく出てくるパーソナリティー、あまり刺さらない傾向にあるんだけど裏が活きて完全に突き刺さってしまって、ヤバいなぁ…ヤバいと思っている今日この頃です。

 

 P.S 美也って結構「空」をテーマにすることが多いように思うんですが、有識者の意見が聞いてみたいです。

 シリウス:「星空」、スマクレ:「夜空」、Cleaskyとか、ソロ三曲には「天気」のフレーズとか、他にもありそうなんですが。(正直天体系は別枠な気もしますが、限定SSRのテーマになってたりもしましたし)。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。