斜構オタクは推しアイドルの夢を見るか

酒カスによるブログ。TwitterID:@Le_Cha_449, @telier_449

Brand New Song 1巻 感想

1.はじめに

 どうもルシャです。今回はタイトル通りBNSの感想を書こうと思います。それなりに時間もたちますが、ようやくゆっくりと読む時間が取れたので…。twitterやりづらいのも大概話をしたいときに話題が移ってしまってるのもありますね。ミリシタのコミュも「落ち着いてしっかり見たい」と言ってためがち。反省。

 当然ながらネタバレだらけなのでご注意を。

2.全体的な感想

 まず百合子、桃子、このみさんがメインという人選がまず良いとは思うんですが、メイン3人の描写もさることながら他のシアターアイドルの描写もかなり凝っているので誰にでもオススメできますし、今後に期待できます(3.から書いたのですがこれ既に2、3回書きました)。

 何よりアイドルがかわいい!!見ていて楽しいというのが本当に大きいと思います。

 そして細かいネタとかがよく散りばめられていて、細かいところに目を向けてもすごい楽しいですね。ここら辺は3.で書きます。

 他に良いなと思ったところなのですが、一人称として百合子視点で進むので、詩的な表現のモノローグがすっと入ってくるのが個人的に好みです。

3.細々とした所について

 読んでいった順に書いてます。読みながら書いてるのでよっぽど読み込んでないとBNS無しでは何言ってるか伝わらない気がしますが好き勝手書きます。

 3.1 1話

・扉絵直後の憂いを帯びた表情の百合子

 良い。やっぱり漫画では表情やモーションが自由なのでこういったアンニュイな珍しい表情が見れていい。次のページのシイタケ目とかも。表情とかの言説が多いかもですがご容赦を。

・冒頭百合子に話しかける桃子

 3話で桃子自身が「劇場で話せる人まだあんまりいなくて」と言っていますが、39プロジェクトも始動前、まだ桃子はシアターに馴染んではいないころだと思います。百合子とは面識はあるようだったものの、自分から話しかけに行っていることからも、馴れ合いは必要ないとは考えつつも交流は図りたいという心理が…読み取れるのか?さすがに書いてて気にしすぎな気がしてきた。

・ホワイトボード

 ミリシタでもですが細かいところまで作られてていいですね。

・このみさんがコーヒーを淹れるシーン

 百合子の口から飛び出すこのみさんの守護霊設定。細やかなネタが散りばめられていて本当に読んでて面白いですね。作者さんの愛を感じます。

 不安や焦りを募らせる桃子の表情がかわいい切実でいいですね。次のページのふくれっ面もかわいい。

・大人なこのみさん

 焦り不安を募らせる二人をなだめるこのみさん。このみさんの魅力はこれだなぁ、というシーン。莉緒ねぇもそうなんですが、本人が自覚的じゃないときにすごい心惹かれる表情とか振る舞いを見せてくるのいいですよね。もちろん狙って行動してる時もかわいいですが。

 ただこの時点のこのみさんから「頑張りに応えて最高のアイドルになるために」というセリフが出てくるのには違和感が。本人も本来事務員志望だったはずがいつの間にかアイドル候補生になり、まだデビュー前ということもあって、「最高のアイドル」もとい「アイドル」像そのものが不明瞭であると思います。ここだけ少し引っかかりましたが、このシーンはとても好きです。

・焦る桃子

 「はやくまた演技の仕事がしたい しなくちゃいけない」このセリフだけでも重みがありますね。あまりこの辺は掘り下げられることはなかったように思うので今後の展開に期待です。

・熱弁する百合子

 百合子はセリフや言葉選びが特に気を使われていると思うのですがそれだけ読みごたえがあります。冒頭のモノローグもそうですが気合入ってて好きです。やっぱり「物語」というのはキーワードなんでしょう。

・信号機の背中絵

 序盤にASの、そしてここでは追加メンバーとしてのミリオン信号機の、背中を描いたコマ。対になっててよき。

・39プロジェクトいよいよ始動

 のときの三人の表情。待ちわびた知らせに喜ぶ百合子、それに安堵も加わった桃子、そんな二人を見てか慈愛の表情を湛えたこのみさん。三人それぞれのキャラ背景を踏まえたいい表情ですね~。

 同じページの資料を眺めるこのみさんがアダルティ。

 3.2 2話

・百合子の表情

 この回は百合子の一つ一つの表情がとってもいい…いやほんと。不安、凹み、感動、喜び、涙などなど

・セクシーを推すこのみさん

 見慣れた感じではあるのですが、よくよく考えたら一話ではほぼ触れられてないですね(ふきだし外のセリフでアダルティとは言ってましたが)。最初に大人なこのみさんが印象づけられているのは個人的に良いなぁと感じます。

・扉絵の百合子がえっっっっっっっっっ

・先輩としての伊織、真

 百合子の様子がおかしいことに練習時いち早く気づく伊織。その後百合子を見つけ声をかけようとする真(伊織に先を越される)。二人とも先輩として成長した姿が見受けられます。「先輩としてのASが好き」という意見も少なからず見かけるので、そういった方々も是非に。個人的には13人は共に成長していく存在なので、どんな形であれそういった姿が見られればいいなぁと思います。彼女たちはまだまだ成長していくと信じています。

・アイドルの大変さを百合子に語る伊織

 MEGARE!

・歌のレッスンの先生

 後ろ姿だけですが、アニマス、ムビマスのあの人かなぁと。違ったらすいません。

・ユニットあれこれ

 マイペースユニット、Dreamscape、Persona Voice、などなど。知ってないだけでもっとありそう。

 3.3 3話

・ユニットあれこれ

 ロケット団は分かったけど他の組み合わせが分からない…知らないことが海のように…。

 それはともかく涙を浮かべた可憐が良かったですね…。

・ユニットとしての助け合い

 始める前は百合子から不安を抱えた桃子へ、ライブ中は桃子から余裕のなくなった百合子へのフォロー、そして二人の様子に気を配るこのみさん。ユニットとしての相互の助け合い、高め合いはやっぱりいいですね。

 BNTでDreaming!のところが桃子なのも狙ってますよね。最高です。

・桃子とユニット

 3人のユニットを大切に思う桃子がいいっすね…。ユニットというか、桃子は他のアイドルとの関わりの中で得るものが特に多い子だと思います。その中で見せる表情もすごい良いものですよね…。この3人のユニットの今後が本当に楽しみですね…。いや、3話いいな…(語彙力喪失)。

 3.4 4話

・桃子に目線合わせるP

 好感が持てる。

・紬を励ます未来

 性格や考えが違うからこそお互い得るものがありますよね。繊細で考え込みがちな紬だからこそ細かい理屈とか抜きの勢いでの後押しも必要な時があると思います。どうでもいいですが未来のある1コマであずにゃんコラ思い出しました。

・おとなのはじまり

 Go!Go!レッツゴーアダルト アハン!

周防桃子

 かわいい。カラオケ前と最中マジでかわいい。まあカラオケの場面で一番大事なのそこじゃないけど。まさかここまで読んでて読んでない人いないと思うけどもしいたらぜひ読んで。

・歌への向き合い方

 アイドル本人の曲に対しての考察とか、思いとかが見れるのはとても貴重な気がします。曲への向き合い方とか感じ方みたいな話、もっと増えてもいいと思いますね。

 3.5 5話

・結婚してくれ

 ファンの声援?。律子と風花さんへ。普通に笑った。

・ソロ曲中のコマ

 SSRのイラストのポーズ意識されてるの好きです。

・4話を経ての未来と紬

ソロ曲終わった後の未来の紬への笑顔、最高のバトンタッチですね。紬のソロもすごい気合が入ってて、特装版の音源聞きながらだと一層痺れます…。CD貸してくれた友人Pにはこの場でお礼申し上げます。

・『祈りの羽根』

 風花さんの急遽することになったMCパートでの自分のソロ曲についての話、4話のとこでも言いましたがやっぱりいいですね。『祈りの羽根』は風花さんの当初からの目的などに合致した曲だと考えていたのですが、風花さんの曲への思いはとても素敵で、胸にくるものがありました。1巻の中でも特に好きなシーンです。メイン3人以外の描写もいいので本当に今後が楽しみです。

・『地球儀にない国』

 『地球儀にない国』の歌詞及び歌詞の追加のくだりは1巻の最後の山場で、ライブシーン1コマ1コマの描写が本当に良い…特にCメロ前の目を閉じているコマ。次につながる所でのタメでそのあとの表情がすごい活きてますね。これもCD聞きながらだと一層刺さります…。そして何より4話での歌詞への気づきからのこのシーン、というのが印象的ですね。

 3.6 おまけ、その他

・照れてる美咲ちゃん

 かわいい

・事務員姿のこのみさん

 かわいい

・キャラ紹介

 公式のキャラ紹介というよりかは作者さんから見たアイドル紹介という感じではありますが、どの紹介も思いが詰まっててすごい好きです。

4.おわりに

 文章読み返してたんですが、途中で疲れて表情とか拾うの放棄しちゃってますね(笑)

 ちなみにとらで買いました。この桃子のイラスト良くないですか…。周防桃子をすこれ。

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 本当に好き勝手書きましたが、最後まで読んで下さった方ありがとうございました。